木の家
こんにちは、家づくりサポーターの川﨑です。
神戸のセレクトホームでは注文住宅の木の家の建築をさせていただいております。このたびは木の家とは何なのか?どんな家ができるのかなど具体的にご紹介したいと思います。
目次
木の家とは?
木の家とは、木造住宅やデザインに木材を使っているお家の事です。なので、目に見えて木の家がどうかというのは少し困難かもしれません。
弊社の家づくりは木材の構造材をを使っていることや、フローリングには無垢の杉を使っています。リビングに梁をあえて見せる「現しの梁」や、「格子の柱」を出したりとデザインにも木材を使用しています。
木の家に使われる木材とは?
主にお家づくりに使われる木材は、「スギ」「ヒノキ」が代表的です。「マツ」や「ケヤキ」を使われることもあります。
弊社の構造材には、主に「ヒノキ」や「米松」を使います。先ほども話したようにフローリングには無垢の「スギ」も使っています。
木の種類によってさまざまな特徴を持っているので、家づくりの部位によって木材を使い分けています。
木の家の無垢材と集成材の違い
木の家に使われている木材は、多くは集成材です。集成材は何枚も薄い板を重ね合わせて接着剤で固めているものをいいます。集成材について詳しくは「~集成材~」をご覧ください。加工がしやすく安定した強度があります。しかし、集成材に使われる接着剤が人体に悪影響を与えることが分かってきています。そのため、セレクトホームではできるだけ無垢材を使用しています。
無垢材とは、天然の木をそのまま伐り出したもののことです。集成材より高価にはなりますが、自然素材のままなので人体に安心な素材です。
木の家でおしゃれな家にできるのか?
SNSなどで様々なお家の写真を見ることができるようになりました。そこで家づくりをする方はそのデザインや性能を取り入れるために保存して、工務店などの住宅メーカーの設計や営業担当者に見せてお打合せを進める風景をよく見るようになりました。お客様の想像する家を視覚的に見ることで出来上がってからの相違も少なくなり、求めていたお家に近づけることができます。
そこで、「木の家でおしゃれな家ができるのか?」という所です。最初に言いますと答えは”Yes”です。
木の家を想像すると田舎のおばあちゃんの家や和風の家を思い浮かべる人が多いと思います。それは、太い木の柱や梁、土壁といった伝統的な日本家屋だからだと思います。
しかし、木の家と言ってもどこに木を使うかによってデザインは大きく異なって見えます。例えば下の写真を見てください。
これは、土壁と木材の壁、かやぶき屋根、瓦が使われておりこれぞ日本家屋と言えるでしょう。木を使っているので木の家と呼んでもいいと思います。それでは次の写真を見てください。
こちらの写真は一見、おしゃれな外観をした家ですが木を使っているようには見えないため、木の家かと言われると判断できません。しかし、このお家は弊社が木の家として建てさせていただいた立派な「木の家」なのです。
先ほどのお家の内装です。無垢の杉床を使って現しの梁にも木を使っています。構造材にも木材を使っているため木の家と言えます。
このように和風のイメージがある木の家ですが、洋風やカントリー調、ヴィンテージ風など様々なスタイルで建てることができます。注文住宅で家を建てさせていただいている弊社でもいろんなデザインのお家を建ててきました。どれもおしゃれなお家です。木の家でおしゃれな家を建てることは可能だということをお見知りおきください。
神戸や明石で木の家の注文住宅の施工事例もぜひご覧ください。
木の家のメリット
木の家には鉄筋などで作られる家と違い、様々なメリットがあるのでご紹介します。
- 木の呼吸で室内の湿度を調整します
- 外気の影響を受けにくく快適に過ごせます
- 鉄骨などに比べて建築費用が安い
- カビや細菌から家を守る
- 有害物質をなくす
など様々な効果があります。詳しくは【注文住宅のおすすめ】木の家が体にいいわけをご覧ください。
木の家のデメリット
メリットがあるように木の家にも鉄骨などと比べるとデメリットもあります。
- 鉄筋・鉄骨に比べると耐久性が劣る
- 木材は害虫の被害を受けやすい
- 木材は腐る恐れがある
- 木材は燃えやすいため火災のリスクが高い
- 木のもつ水分によって曲がりや反り、割れることがある
木は伐採した後も生きているため反りや割れがあり、そのためクロスなども隙間が出来たりします。また、シロアリや結露などで腐り、耐久性を著しく下げてしまうこともあります。そういった中でも木の家が今でも多いのはこれらの対策を行い、安心して住める家づくりを日々研究されているからです。安心して木の家にお住いいただけます。
木の家の断熱性
木の家は、熱伝導率が金属やコンクリートと比べると低いため断熱性が高いとされています。もちろん断熱材は使用しますが、気密性と断熱性のとれた家は冬は暖かく、夏は涼しいお家になります。それにより光熱費も下がるため家計にも優しく、環境にも優しいのが木の家です。
神戸のセレクトホームでは、内断熱工法と呼ばれる工法では<羊毛断熱材>を使用しています。天然素材だからこそお客様の健康を考えた素材を選んでいます。羊毛断熱材は湿気が多いと吸湿し、少なければ放湿します。優れた断熱材です。また外断熱工法ではミラフォームと呼ばれる板状の断熱材を気密テープで隙間なく埋めていきます。そのため気密性が向上し、暖かく、涼しい家になります。
お家づくりに欠かせない断熱性は木の家で叶えられます。
木の家の建築費用
国土交通省の建築工事費調査の令和3年度の統計では、木造の場合坪単価:58.2万円となっています。ちなみに鉄骨造の場合坪単価:79.7万円です。
木造で延床30坪程度の家を建てる場合、「58.2万円×30坪=1746万円」となります(これは本体価格なので他にも土地代、諸経費、外構工事費、その他オプションがあります)。木造軸組工法で2階建ての家を建てたとき約1,900万円~約2,600万円程度という結果が出ています。
近年物価高騰やウッドショックなどの影響により、さらに建築費用が上がっている工務店やハウスメーカーも少なくありません。セレクトホームも一概ではありませんが、2024年の国の補助金である「子育てエコホーム支援事業」や県の「設計支援事業」などの各自治体などで補助制度があるので活用して木の家を諦めずに建てることが出来ます。詳しくは、セレクトホームへお問合せ下さい。
木の家の施工事例
神戸のセレクトホームが建てた木の家をご紹介します。他の施工事例や詳細はセレクトホームの施工事例からご覧ください。
壁・天井・床が無垢の杉
壁・天井・床に無垢の杉を採用しています。寝室などに木を取り入れることで安眠効果を発揮すると言われています。梁の現しをしていることもあり、開放感もあります。セレクトホームでは杉床は標準仕様でできます。壁や天井はオプションになりますが、このような施工もできますので、ご興味ある方はぜひお伝えください。
桧の脱衣室
上記の杉を使ったお部屋のようにこちらも壁・天井・床に桧を採用しました。温泉地などで桧の浴槽があるように桧は水に強い木材なので脱衣室に取り入れました。桧にはリラックス効果があり、香りもアロマに使われるなど人気があります。
杉天井
無垢の杉を天井に張りました。リビングダイニングによって張り方を変えるだけで、お部屋に開放感がうまれ広く見えます。また、経年劣化による味わいのある色身に変化していくのも楽しみです。
さいごに
木の家について書かせていただきました。木の家は見た目だけでなく、人が健康に住むための成分を出し、有害物質を吸収してくれるなど様々な効果を持っています。また、デザイン性もナチュラル・北欧・インダストリアルなど皆さんの好みのデザインを楽しむことが出来ます。
これから家づくりを検討している方でどんな家にするのか悩んでいるなら、注文住宅の木の家をおすすめします。また、神戸や明石周辺でご希望なら神戸のセレクトホームを入れていただけますと幸いです。土地探しから、間取り、住宅ローンなどなんでもご相談ください。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。