注文住宅の失敗事例とは?知っていて損なし!<2024年>
憧れの注文住宅を検討されている方は、皆さん失敗したくないと思うものです。
そこで今回は、実際に起こりうる可能性の高い注文住宅失敗事例をいくつか紹介したいと思います。これから注文住宅を検討される方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
注文住宅で失敗しやすいBEST3
- コンセントの数と位置
- 照明の数
- 建具の種類
1位 コンセントの後悔
注文住宅の場合、外観のデザインや間取りは様々な実例などをもとにイメージがしやすい部分ですが、コンセントの数や位置をしっかりとイメージし、検討しておかないと実際に住み始めて家具や家電を配置してみるとコンセントの数が足りないことや、掃除機をかける際に何度も何度も差し直さないといけないといった面倒なことが起きてしまいます。
2位 照明の後悔
家は、昼と夜でガラリと印象が変わります。その大きな要因は照明です。照明のカタログを見るとシーリングと呼ばれる一般的なものや、最近人気のあるペンダントライトやダウンライト、それ以外にも壁付のブラケットライトなど数多くの種類があります。しかし、照明器具は場所によって取り付ける位置や個数に注意が必要です。 例えば、キッチンで人が立つスペースの上にだけ照明を付けたとします。そうすると、実際に調理をする際には、作業をしている自分自身が影となって肝心の手元が暗くなる恐れがあります。部屋は明るすぎても、暗すぎてもいけません。そういった失敗をしない為に、取り付ける位置や個数、器具の種類を検討する必要があります。
器具の形状によって、それぞれの特徴を理解した上で商品の選定を行うことで失敗を未然に防ぐことが出来ます。
3位 建具の後悔
部屋と部屋の間には、開き戸(ドア)や引き戸といった扉が付いています。これらを室内建具と呼ぶことがあります。この建具も形状によって、それぞれの特徴を理解した上で使い分けないと失敗を招いてしまう恐れがあります。注文住宅では建具で費用を減らすことも可能なので寝室の収納は建具を付けないことが多くなってきました。
開き戸のメリットは気密性が高いという事です。空調をよく使うお部屋などには、開き戸が適していると言えるかもしれません。しかし、開き戸は開閉にスペースを要する為、扉の付近には物を置けない、人が頻繁に出入りする場所では、反対側に人がいるとぶつかってしまうといった危険性があります。
引き戸に関しては、開け放しの状態や少しだけ開けておくといった状態にすることが可能です。しかし、引き戸はどこにでも付けられる訳ではありません。扉を引き込めるスペースが確保出来る場所でないと、基本的には取り付けられないのです。 室内の建具形状を検討する際には、人の流れや家具や家電の置き場所をイメージしながら、考えてみると良いかもしれません。
お客様のアンケートによると<コンセントの数と位置>で失敗したーと後悔されている方が多いようです。図面を見ている状態だけでなので生活しているイメージがわきにくいことも失敗の要因です。家具の大きさやどのように普段からコンセントを使っているのかよく考えてみていただけると失敗が少なくなることでしょう。
注文住宅失敗例 ~室内編~
注文住宅では間取りを自由にできるというメリットがあります。だからこそ想像していなかった失敗がつきものです。生活しているイメージを持って必要な所に必要なものを作りましょう。
失敗ランキング1位のコンセントの追加内容です。
キッチン周辺のコンセントの後悔
家電製品の種類は年々増え続けており、特に調理家電は各メーカーから様々な機能が備わった製品が発売されています。その為、一昔前と比べるとキッチン廻りに配置する家電が増え、必要なコンセントの数も増えている傾向にあります。
一般的なキッチンの配置の場合、キッチンの背面にカップボードと呼ばれる食器棚や家電収納棚を置かれることが多いのではないでしょうか。その位置にコンセントはいくつ必要か?現在お持ちのレンジ・炊飯器・トースター等は代表的なものですが、最近ではケトルやコーヒーメーカー、圧力鍋といった家電をお持ちの方も多いはずです。 また、ミキサーやフードプロセッサー等のように使用する時にだけコンセントが必要になる調理家電もあります。その為、キッチン周辺のコンセントは、常設家電用以外にも少し余裕を見ておくと、後々コンセントが足りないという事態が防げるのではないかと思います。注文住宅ならコンセントを増やすとオプションになることがあります。
コンセントの容量の後悔
皆さんは、ご自宅の分電盤(ブレーカー)をご覧になられた事はありますか。 中を見てみると、スイッチがいくつか付いているのですが、あれは各部屋や各区画に割り当てられていて、1つのスイッチにかかる負荷が容量を超えてしまうと、いわゆる「ブレーカーが落ちる」という現象につながります。なので、割り当てが同じコンセントに負荷が大きい電化製品を差し込み、同時に使用している場合などは頻繁にブレーカーが落ちるという現象が生じます。そこで、注文住宅を建築する際の打合せでは、電化製品の配置と製品ごとに必要な容量を検討し、分電盤のスイッチ1つあたりの容量をオーバーする恐れがないかどうか、可能性がある場合は割り当てを別にしてもらうといった事が必要です。
収納の後悔
アパートやマンションなどは基本的に収納スペースが少ないと言われています。現在の住まいと同じような感覚で収納を作ってしまうと失敗する恐れがあります。そこで、一つの目安として「収納率」というものがあります。これは、計画しているお家の床面積に対する収納の割合のことで、全体の12%あれば良いとされています。
収納は少ないと困るだけでなく、多すぎても余分なスペースとなりがちです。なので、収納率という数字を参考に収納計画を立ててみると良いかもしれません。
シューズクロークでの後悔
近頃の注文住宅で最も多い要望の1つにシューズクロークがあります。玄関と土間続きで設けられた収納スペースの事で、家族の靴だけでなくベビーカーやゴルフバック、アウトドア用品等といった部屋の中には持って入りづらい物の収納スペースとして活躍してくれます。また、すっきりとした玄関を維持でき、生活感も隠しやすくなります。そんなシューズクロークでの失敗事例に多いのが動線です。
シューズクロークへの入り口が玄関側からのみの場合、ホールからシューズクロークへ行く為には、玄関で一度履物を履いてから行くしかありません。 そうすると、家族の人数分の履物は常に玄関に「出しっぱなし」の状態になってしまいがちです。玄関部分が広ければ、問題ないかもしれませんが、シューズクロークを作った影響により、玄関を縮小している場合などは、狭く感じる恐れや生活感がにじみ出てしまう恐れがあります。シューズクロークをご検討されている方は、玄関とホールそれぞれからの動線を作った2WAYをぜひ検討してみて下さい。
クローゼット・押入での後悔
寝室や子供部屋のような洋室にはクローゼットを、和室には押入をそれぞれ設けることがよくあります。このクローゼットや押入の奥行までしっかりと考えて家づくりをされる方は意外と少ないのではないでしょうか。住宅会社が、基本としているクローゼットや押入の奥行は90㎝程度が一般的かと思います。クローゼットの場合、ハンガーパイプなどの収納備品がセットで取り付けられタンスや収納ボックスを置かずとも、衣類が掛けられる便利さがあります。その場合の奥行は、55㎝から60㎝もあれば大人用の衣類は十分です。では、残りの30㎝はどう活用するのか。衣類以外の物であれば、前後2列で収納する事も出来るかもしれませんが、奥に片付けた物は取り出しにくくなってしまいます。
また、押入の場合は家族や来客用の布団や座布団を収納する事が多いかと思います。 布団(敷布団・掛け布団)は、三つ折りにして片付ける場合一般的なサイズで、75㎝程度必要と言われていますので、奥行は90㎝程度ないと扉が閉まりづらくなるといった恐れが考えられます。収納を考える際には、「この収納にはこういった物を収納する」、「奥行や幅はこれぐらい必要」といったように、より具体的なイメージをしておかないと無駄なスペースが生まれてしまいます。
動線の後悔
家は広いに越したことはない、確かにそうかもしれません。しかし、間取りを考える際に広いだけでは失敗することがあります。それが動線です。例えば洗濯、洗濯機から物干しスペースまでの距離、乾いた洗濯物を畳む場所から片付ける場所までの距離など、一連の流れを考慮する必要があります。家事動線が良いお家は家事負担が軽減されます。
これから何十年と住み続けるお家で、家族がどういった動き方をするのかということも
しっかりと考えてみても良いかもしれません。
起床してからの動線の後悔
朝、起床してから出勤・登校前の家族は、どのような順番で支度をしますか。
朝食を取ってから身支度をするのか、それとも身支度をしてから朝食を取るのか・・・ 家族の中でも一人ひとり違うかもしれません。一般的な2階建てのお家の場合、2階の寝室や子供部屋から1階のダイニングや洗面所を使用した後に、また2階へ戻り着替え等の身支度を取らなくてはいけないという事がよくあります。朝は何かと時間に追われるものです。少しでも動線を短く、より効率的にするためには、一度1階に降りてきてからは、1階で全ての身支度が済むような間取りを取り入れておくのも良いかもしれません。
来客時の動線の後悔
念願の新居が完成すれば、家族や友人、職場の同僚などを招きたくなるものです。
こういった来客時の動線で注意すべきポイントは、プライベートなものやスペースが見えないようにすることです。玄関からリビングや客間への動線の途中で洗面や浴室、最近多い室内干しスペースなどが見えないような動線を確保しておく必要があります。
そうする事によって、急な来客時でも慌てず対応が出来るのではないでしょうか。 間取りと動線はセットで考える事が重要です。
階段の後悔
階段においても失敗がよく起こる場所の1つです。
最近多いのが、LDKの一角に階段を設けるリビング階段というものです。
このリビング階段のメリットは、家族(特に子供)が2階の部屋に上がる際には、必ずLDKを通らないといけなくなります。そうする事によって、自然と家族が顔を合わせる回数が増え、コミュニケーションも盛んになるという事が挙げられます。
しかし、リビング階段にも落とし穴があります。まずは空調の問題。階段部分というのはどうしても部分的な吹抜けのような状態になります。これにより冬場、暖かい空気は上へと流れていくため、部屋を暖めるのに時間が掛かってしまい寒い思いをするかもしれません。 また、「匂い」や「音」といったものも広がりやすくなってしまいます。メリットとデメリットをしっかりと把握し、階段の位置を検討する必要があります。
階段を考える上で注意が必要なのは取り付ける位置だけでなく、階段の形状にも それぞれ特徴があるので、注意が必要です。
階段の形状 直階段
一つ目は、一般的に「直階段」と呼ばれる真っ直ぐで折り返しの無い形状のもので省スペースで取り付ける事ができ、シンプルな形です。 しかし、万が一足を滑らせた際には一番下まで転落する恐れが考えられます。
階段の形状 折り返し
二つ目は、折り返し階段と呼ばれるU字型をした階段の事です。直階段とは異なり、万が一足を滑らせた際でも途中で止まる可能性があるので、安全面ではメリットがあります。 しかし、踊り場のスペースが必要になるなどスペース的には広い面積が必要となります。
階段の形状 かね折れ
三つ目は、かね折れ階段と呼ばれるL字型をした階段です。 折り返し階段と同様に落下した際でも途中で止まる可能性があり、安全面では直階段より優れていると言われています。スペース的には、L型で折れ曲がっている分広い面積が必要となります。しかし、その分階段下の収納をゆったりと取れるといったメリットも存在します。
照明の失敗
失敗ランキングの2位になった照明についてです。こちらも付け加えて考えてみましょう。
器具の特徴を理解する
照明器具には、それぞれに特徴があります。
例えば、天井をすっきりと見せることが出来るダウンライトは、廊下や水廻りだけでなく リビングなどにも設置されるお家が増えてきました。弊社の注文住宅でもダウンライトを採用される方が大半です。しかし、シーリングライトのように部屋全体を照らすためのものではないため、リビングなどに複数取り付けをする場合には注意が必要です。数が少なければ暗いですし、多いと明るすぎるだけでなく、すっきりとした天井に仕上げるつもりが、ごちゃごちゃとしてしまうかもしれません。
電球の種類
電球や蛍光灯の色には、「電球色」・「昼白色」といったようにいくつかの種類があります。それぞれの色の特徴や、適した場所と適さない場所をしっかりと理解しておくことがより快適な空間作りにつながります。
例えば、電球色はオレンジっぽい温かみのある色ですが、リビングや和室などのリラックスしたい空間などに適しています。また、料理を美味しく見せる色とも言われているのでダイニングなどにもおススメです。逆に、適していない場所としては、集中して作業する場所などです。その為、オフィスなどには不向きだと言われています。こういったところには昼白色が向いています。こういったように 器具だけでなく、電球の種類についてもしっかりと特徴を理解した上で使い分ける必要があります。
床材の後悔
皆さんは、床材へのこだわりはありますか。床の色でお部屋の印象は、がらりと変わります。その為、好みのインテリアに合うように色へのこだわりを持たれている方は、かなり多いように感じます。しかし、床材を色だけで選んでは決していけません。
床材は、大きく分けて2種類あります。1つ目は、「複合フローリング」といって基材の合板の上に、単板や加工された化粧材が張り合わされたものです。
複合フローリングは安価で施工も容易であり、色や模様のバリエーションも豊富です。しかし、張り合わせに使われる接着剤や合板には不純物が含まれており、表面が冷たいなどのデメリットも存在します。2つ目は、いわゆる「無垢材」と呼ばれる天然木材から加工された一枚板で出来た床材です。無垢のフローリングは、木の香りや温かみのある質感がとても特徴的です。経年変化による色合いの変化などが楽しめるのもメリットではないでしょうか。デメリットとしては、自然素材ならではの反りや割れの恐れがある事と、価格的には複合フローリングよりも高価であることが挙げられます。
注文住宅を建てる際には、それぞれの床材の種類によって、異なる特徴がある事を理解した上で、自分たちの家づくりに合った選択する必要があると思います。
床材の違いとして「複合フローリング」と「無垢材」を説明しましたが、無垢材のフローリングにも樹種の違いによって特徴が異なります。見た目や価格だけで判断すると、のちのち後悔する可能性がありますので、しっかりと特徴を理解した上で床材を選定する必要があります。
針葉樹
針葉樹には、空気が多く含まれていることから柔らかく・肌触りが良い事が特徴として挙げられます。柔らかいという事は、足への負担が少ないというメリットもありますが 傷が付きやすいというデメリットも存在しています。
- マツ
- スギ
- ヒノキ
広葉樹
広葉樹は、材質が堅く傷などに強いと言われています。また、その特徴から家具や楽器に 使用されるだけでなく、ウィスキーの樽に使われるほど耐久性・耐水性に優れている木材もあります。その為、針葉樹のフローリング材に比べると高コストになることが多いのも特徴の一つに挙げられます。
- サクラ
- ケヤキ
- モミジの木
マイホームの失敗例 ~外観編~
注文住宅では間取りや内装について目が行きがちです。しかし、外から見える外観が街の景観や近隣からの印象を与える一番の要因です。だからこそ外観にもこだわって欲しいところです。
玄関ポーチの屋根の後悔
通常、帰宅して最初にする事は玄関の鍵を開けることです。
最近では、車と同じように鞄の中やポケットに鍵を入れておき、ドアノブを握ると自動で開錠されるスマートキーという物があります。
しかし、一般的な鍵の場合は従来通り差し込み口に鍵を差し込み、開錠する必要があります。雨の日、両手に荷物を抱えて帰宅した際や、小さなお子様を抱えて帰宅した際、屋根が無いと不便ですよね。
屋根を付ける場合は、雨樋の位置に注意が必要です。「玄関=家の顔」です。雨樋を付けてしまうと外観のデザインが台無しになる事もしばしば。屋根の有無だけでなく、雨樋の位置もしっかり考慮する必要があります。
屋根の向きの後悔
屋根の形状には、切妻・片流れ・寄棟といったようにいくつか種類があります。
どんな形状の場合においても注意して頂きたいのは、どちらの方向に水が流れるかという事です。
特に、積雪が予想される地域においては屋根に積もった雪は数日後一気に溶け始め、地上へと落下することがあります。その落下地点にカーポートや物置などがあると破損する恐れが十分に考えられます。ましてや玄関や勝手口など人が通る可能性がある場所や他人の敷地と近い場合は要注意です。
外観のデザインにも大きく影響する屋根の向きですが、こういった安全性にも配慮しておかないと、取返しのつかない失敗を招いてしまいます。
窓の大きさと位置の後悔
住宅における窓は、採光や断熱、防犯、デザインなど様々な役割を担っています。
そんな窓での失敗事例で多いのが、窓の大きさや位置を検討せずに取り付けをしてしまった事でお隣の窓と位置が重なり、お互いの家の中が丸見えになってしまうという事があります。こうなってしまうと、せっかく採光の為に大きな窓を設置していてもカーテンを閉めた状態が多くなってしまいますよね。
それと意外に多いのが、窓を家具の配置を考えず付けた事によって、家具を置くスペースが無くなってしまうという事も起こりがちです。基本的に、窓の周辺には物を置けないと認識しておく必要があります。
バルコニーでの後悔
共働きの夫婦が増え、洗濯物は室内干しがメインというご家庭も多くなってきた中、大きな布団や団らんする場所として、バルコニーを付けられるお家もまだまだ多いかと思います。そんなバルコニーでの失敗事例を紹介したいと思います。
特に多いのは、洗濯に必要なスペースをしっかり把握出来ていなかったパターンです。 奥行が90㎝程度のバルコニーの場合、洗濯物を干した後に人が通れるスペースは、かなり狭くなる恐れがあります。一度の洗濯で干す物の量をしっかりと把握した上で、奥行や幅を決める必要があります。目安としては、奥行きが1.5m程度あれば余裕を持って洗濯物を干すことが出来るのではないでしょうか。
ウッドデッキでの後悔
バルコニーと同様に、洗濯物のスペースや庭の団らんスペースとして人気のあるウッドデッキ。ウッドデッキは、本物の木を使う場合と樹脂製の材料を使う場合の2種類あります。
ログハウスのお家やウッドデッキに屋根がある場合は、本物の木を使ったウッドデッキがおススメです。しかし、雨に濡れる恐れがある場所に設置する場合、木材の劣化を防ぐ為に頻繁なメンテナンスが必要となる恐れがあります。
対して、樹脂製のウッドデッキは腐る心配が無く、手入れが必要ありません。樹脂製デッキのデメリットとしては、費用が高価になるといった事や夏場の表面温度が高くなるので、小さなお子様がいる家庭やペットなどを飼われている方は注意が必要です。それぞれの違いを理解した上で、素材選びをすることが重要です。
外壁での後悔
窯業系サイディングや金属サイディング、塗り壁や板貼りといったように、外壁に使用される素材は、いくつかあります。また、同じ模様でも複数の色がありマイホームを検討されている方の多くが、悩まれるポイントだと思います。そんな外壁で起りうる失敗事例を紹介します。
カタログやサンプルを見て決めたはずなのに、実際に建った家を見てみると「思っていた雰囲気と違う」という、イメージとの相違です。商品の選定は、一般的にはカタログやカットサンプルと呼ばれる小さな見本を見て行います。しかし、カタログはあくまでも印刷物であり、色味に多少の違いが出る場合があります。また、色の認識は周囲の色(この場合、お隣の外壁の色など)によって見え方が異なります。特に、外壁材を2種類以上使って、張り分けをする場合などは、商品の選定を慎重に行う必要があります。
外構工事での後悔
家づくりの中で、外観や間取りの打合せに多くの時間を要し、外構計画は後回しにされやすい傾向があります。しかし、外構計画を後回しにすることで、失敗が起きます。 建物の方に予算を掛け、外構工事へ掛けられる予算が限られてしまった事によって、駐車スペースや建物の回りを土や砕石だけにしてしまうケースが多くあります。
しかし、雨が降る度に車や建物が汚れ、敷地内のあちこちに雑草が生え、手入れに苦労する事間違いなしです。外構計画で最も大事なことは、外構計画の打合せを早期から始め、工事内容と予算をしっかり把握する事です。予算が限られている場合でも、使用する材料や範囲の打合せを綿密に行えば、住み始めてからのメンテナンスに苦労する事が無くなるでしょう。
太陽光パネルの後悔
太陽光発電を検討している方にはまず、陽当たりが必須項目に上がってきます。南面でなおかつ1番長い時間太陽光が当たる屋根の形状や位置を意識して外観を決めていかなくてはなりません。そのため、土地によって建物や屋根の形が制限される場合があります。
例えば、2階建ての建物が南面に迫っていると、平屋で陽当たりを確保することが難しくなります。また、太陽光パネルを付けれられたとしても、居室が暗くなる恐れがあります。南面が接道道路や隣の家との距離をとれる場合は、難しく考えなくても希望の外観にすることができるので、土地選びも重要です。
家の「外」にまつわるマイホーム失敗事例をご紹介しました。
次は、家の「番外編」にまつわるマイホーム失敗事例をいくつか紹介したいと思います。
マイホーム失敗例~番外編~
会社選びでの後悔
マイホームの計画を立てたら、実際にどこの建築会社に相談するのが良いのか?
ハウスメーカーや地元の工務店、設計事務所など建築会社は数多くあります。
会社選びでの失敗は大きく分けて、2つあります。
1つ目は、「会社名を知っている」や「知り合いが建築をしたから」などといったようにその会社について、詳しく調べないまま計画を進めてしまう場合です。
2つ目は、複数の会社を見学し、色々と比較検討をする中で自分たちの要望が整理できなくなり、価格面など一部の要素だけで判断をしてしまう場合です。
これらの失敗を防ぐためには、まず家族で家づくりのコンセプトや絶対に譲れないポイントを整理し、それを実現してくれる建築会社を探すことが必要です。
建築会社には、それぞれ特徴があります。性能にこだわりを持った会社や地元に密着した会社、ローコストで住宅を提供する会社など様々です。自分たちの家づくりに合った建築会社と巡り合うための準備が最も重要です。
スケジュールの失敗
注文住宅の場合、一般的には建築会社と相談を始めてから引き渡しまでに約1年程度掛かると言われています。ですので、実際に自分たちが移り住みたい時期から逆算をし、1年前に計画をスタートすれば、マイホームは手に入るでしょう。
しかし、それが必ずしも満足いくものとは限らないのです。建築会社によって、打合せにかける回数や時間は異なります。はたして、その中で完全に納得のいく提案を受けられるのか。また、各自治体等が行っている、住宅取得者を支援する補助制度が適用になる場合があります。それらの補助制度には、採用枠の上限や完成時期の期限がある場合がほとんどです。
その為、お得な補助制度を活用出来ずに家づくりを行ってしまったなどといった失敗事例も多く存在します。こういった失敗を起こさないように、建築会社との相談を始める前段階での下調べや、自分たちの要望をしっかりとまとめ、スムーズに建築会社に伝えられる準備が必要になってきます。
さいごに
最後までご覧いただきありがとうございました。皆様の家づくりのお役に立てましたでしょうか?今後も家づくりのための最新の情報を更新していきますので、ご覧いただけると幸いでございます。
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上田 智也