セレクトホームが外断熱工法にこだわるわけ

家づくりで最も大事なことは大きく3つあります。「つぶれないこと」「住み心地」「間取りとデザイン」の3つです。いかに素晴らしい「住み心地」と「間取りとデザイン」を実現しても、家がつぶれてしまっては何の意味もありません。従って、一番大事なことは「つぶれないこと」と考えます。

ところが「つぶれないこと」と「住み心地」と「間取りとデザイン」とは別々に存在するのではなく、実は密接に関係しているのです。ここではこの3つを最も効果的に実現できる外断熱工法のことを簡単に述べておきます。

1.外断熱の種類

①屋根・壁の軸組み(柱、外周部の土台・梁、小屋組み)とコンクリト基礎の外側を板状断熱材で隙間なくすっぽりと包み込む外断熱。私達は完全外断熱といいます。

②屋根・壁の軸組みを外断熱し、基礎は断熱なし、あるいは基礎の内側をまたは床下で断熱する工法。私達は単純外断熱と呼びます。

③壁の軸組みだけ外断熱し、屋根は天井断熱、基礎は床下断熱する工法。
私達は低気密・単純外断熱と呼びます。

2.家がつぶれる原因

木造、鉄骨造、RC造を問わずその構造躯体が腐ったり、錆びたり、亀裂が生じたりすれば当然弱くなって、大きな地震に遭えば家はつぶれてしまう可能性が高まります。そこでは構造計算しているから、耐震等級が2とか3をとっているから大丈夫とかはまったく意味がありません。

木造の木が腐り、鉄骨造の鉄が錆び、RC造のコンクリートに亀裂が生じる最大の原因は”水”です。
水は雨漏りによる場合も多くありますが、気が付きにくく恐ろしいのは”結露”による水です。 

3.雨漏りの主な原因

① 複雑な屋根形状、ゆるすぎる屋根勾配など屋根に起因する場合。
200年間、家がもつといってもメンテナンス無しではあり得ません。
複雑であったり、ゆるやかな勾配屋根は雨水の滞留する部分や時間が増え、結果メンテナンスのサイクルを早めます。

② 施工不良による雨漏り
屋根工事、防水工事、板金工事、外壁工事、サッシ取付工事等の基本を無視した施工による。

③ 不可抗力による雨漏り
台風などの大風で雨が下から上に吹き上がり、換気口などから雨水が侵入。

④ 躯体のねじれによる雨漏り
地盤が原因で不同沈下したり、躯体そのものが設計ミス、過剰な結露水などにより変形し、外部に亀裂が生じる。

4.結露の原因

簡単に言いますと、空気中に含まれている水蒸気が温度差により水蒸気の状態で存在できなくなり、水になるということです。冬でも夏でも起こります。以下に代表的なものを述べます。

① 断熱性能を高めようと、壁の中に断熱材をぎゅうぎゅうに詰め込み、かえって断熱材自体が多量の水分を含み木は腐り、鉄は錆び、コンクリートは亀裂していきます。もちろんその前に、カビが生え、そのカビを餌にダニが発生します。そして、アレルギーを発症することにもなりかねません。

② 柱の外側に透湿抵抗の高い(水蒸気を通しにくい)構造用合板を耐震性能を高めるという理由で張り付けますと、家の中で発生した水蒸気が外に出にくくなり壁の中で結露します。結果は①と同じ危険が発生します。主に冬に考えられます。

③ 反対に夏は外部の高温・高湿度の空気が、冷房している内部の壁で冷やされて結露します。冬型ほどの心配はありませんが、施工が悪いと確率は高まります。

④ 基礎コンクリートと土台を緊結しているアンカー、ホールダウン等の鉄は熱伝導率が高い(熱を伝えやすい)ので柱の外に透湿抵抗の高い構造用合板などを使用すると、壁内で結露する可能性が高い。

⑤ 同じく、鉄部を外部温度の影響を受けやすい状態におけば激しく結露する可能性がある。外断熱していない鉄骨造は危険性が高い。

5.以下にこれらの諸問題を解決できる外断熱工法、特に完全外断熱工法と一般工法(内断熱)との違いを表にしてみました。

外断熱をこだわる理由