つみきで作るコロッセオ
こんにちは、セレクトホームの工務部松本です。
今月の初旬に開催した「住まいづくり祭」ではじめの試みをしたのでご紹介します。
厚さ1センチ、幅10センチ程度のオリジナルの積み木を木材屋さんに発注しました。写真で見た大きな造形物をつくって楽しんでいただきたいと思い今回展示させていただきました。
写真を見ながら作った完成品を「コロッセオ」と名付けました。

つみきをずらしながら積んでいくことでまるでレンガのような質感になり構造的にも安定しています。円形の構造がとても美しく、外壁の緩やかなカーブがしっかり出ています。高さのバランスも絶妙で、内側が闘技場のように広く開いているにもリアルですね!
木のつみきと聞くと、子どものおもちゃを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、積み方や発送次第で、壮大で美しい作品に変わります。今回の作品は、まるで古代ローマの「コロッセオ」を思わせる円形建築ですべて木のつみきだけでくみ上げられています。
木のつみきは手触りや温かさ、木目や香り、積み上げる時の「コトン」という音が見た目だけでなく、五感でも楽しめ、プラスチックでは出せない、木ならではのやさしい雰囲気です。
最初に私が試作をつくりましたが、結構な時間がかかりました。写真のコロッセオはスタッフ数名で作りました。大人がつくっても創造力を刺激するなと感じましたが、子どもたちにも知育になる遊びだと思います。将来建築家を目指す子どもたちが増えると嬉しいですね。ドミノでも途中で分岐したり、繋がったりと自由な思考で遊んでいました。

見本として最初はコロッセオを円で作りましたが、中に中には三角のタワーができました。大人ではすぐには思いつかなかったことも子どもたちは“さっ”と思いつき組み立てました。つみきには想像力や創造力が鍛えられると言いますが、まさにその通りです。
他にも木のつみきのいいところは先ほども話したような触り心地や温かさのほかにも、色目がナチュラルで視覚的にも落ち着き、丈夫で長持ちする、木と木の重なるときの音も安心感があります。

