和室って必要?[注文住宅の家づくり]

こんにちは、家づくりサポーターの市橋です。

新築住宅をお考えの皆様の中で、「和室」を作るか作らないかでお悩みの方も多いのではないでしょうか。

現代のライフスタイルでは、和室でなければ困るといえるようなケースは少なくなっているかもしれません。

新築住宅を建てる際に、和室は何のために作るのかを、改めて考えてみたいと思います。

神戸市西区の施工事例

◆和室のメリット

和室のメリットで、一番大きいのは「使い勝手」の良さです。

居間にも寝室にも、食事スペースにもなります。

小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、お子様のお昼寝スペースとしても使えます。

使い方が限られていない「和室」があれば、様々な目的で部屋が必要になっても困らないという便利さがあります。

そのため、新築住宅のご要望として「客間として和室を作りたい!」という人が多いのです。

◆和室のデメリット

和室のデメリットは、定期的なメンテナンスが必要です。

和室の畳などのデメリットのイメージ画像

畳やふすま、障子など、洋室の壁紙やフローリングと比べると傷みやすく、定期的に貼り替えが必要です。自分たちで貼り替えることができないのであれば、専門の業者にお願いする分、費用も掛かってきます。

また、ご年配の方ほど、和室で寝起きするのが辛いとおっしゃいます。

布団の上げ下ろしや、立ち上がる時など、意外と辛いようです。

神戸市で新築戸建住宅をお考えの皆様、和室は必ずしも必要なものではないかもしれません。しかし、様々な用途に対応できる和室があると便利であることは間違いありません。最近では、「タタミコーナー」のような開放的な「和」の空間を作られる方も増えています。

神戸市西区の畳コーナーの注文住宅の施工事例

タタミコーナーの施工事例はこちら

新築住宅を建てる前に、和室を将来どのように使いたいのかをイメージしておくことをお勧めいたします。

注文住宅で和室を作る

先日、木造注文住宅のお家の引渡し式がございました。

こちらのお宅は小上がりの畳コーナーがあり、ムクの杉板とのコラボで温かく落ち着いた癒しのリビングに仕上がって

います。近年の畳は和室と言うより畳コーナーとして用いられることが多いのではないでしょうか。よく目にする

琉球風畳でちょっと一息つける空間が求められているのでしょうか。

和室と畳コーナーの違い

和室とは、個室として使えるように仕切りがある場所をし言い、畳コーナーとはLDKなどの一角に区切ることなく畳を敷いた空間のことを言います。なので、注文住宅を工務店に依頼する際はこの点に注意して伝えましょう。また畳が敷いている広さや小上がりなど作り方は様々あるのでお好みの畳コーナーや和室に仕上げてください。

琉球畳とは

ところで琉球畳とはいったいどんな畳なのか、一般的な畳と何が違うのか気になったことはないでしょうか?

その昔篠山城近くの畳屋さんにブラっと立ち寄った時にお店のおやじさんに聞いた話しですが、そもそも大昔の畳は

縁がなかったそうで、イグサの折り目がすぐに傷んでいたので縁を付けるようになったのが今の一般的な畳で、琉球(沖縄・九州)のイグサは非常に丈夫なので縁を付ける必要がなかったそうです。もう一つ特徴的なのは半畳畳(ハンジョウダタミ)の正方形ですね。これはあるデザイナーさんが琉球畳を正方形のサイズで一松模様にしたのがはじまりだそうです。

注文住宅をご検討のかたは是非畳コーナーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

昨今の畳はイグサ以外にも和紙を使用したものも御座います。

注文住宅の小上がりの和室の施工事例
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