バリアフリー

明けましておめでとうございます。

家づくりサポーターの渡辺です。皆様良いお正月を迎えられたでしょうか?

私は毎年お正月に父を西神そごうのレストラン街にある日本料理店に連れて行っています。今年も1月3日に行きました。92歳になった父は母に先立たれ独りで自分で建てた築50年のマイホームに住んでいます。病気のせいで歩行が思うようにできません。このそごうは立体駐車場が別棟で並んでいて、本館を2階の渡り廊下でつないでいます。今まで何の気なしに駐車場からEVで2階に降り、わたり廊下を通って館内に入り入口と反対側のエレベーターホールまで行き、そこからまたEVで5階まで上がっていたのですが、それがこれほど困難だと初めて気づきました。手すりのある廊下などはまだいいのですが、売り場や駐車場は意外につかまる物がなく、高級そうな他人の車や商品など、何にでもつかまろうとするので冷や冷やします。何度も休みながらやっとたどり着きました。帰りは1階のEVホールまで下りて、椅子に座らせて車をまわしてきて乗せたのですが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、駅のロータリーはバスとタクシーの乗り入れで占めていて、一般車両はかなり離れた場所にしか停められません。わずか10メートルほどですが、EVホールから車まで歩くのが父にとっては大変です。抱きかかえながら、1歩1歩掛け声をかけながらたどり着きました。

バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)という法律が施行されて10年以上になります。この法律ができた時よりはるかに高齢者社会になっています。

今まで西神中央の商業施設などは、高齢者に対する配慮がかなり整っているように思っていましたが、なぜ、障害者や高齢者のために、車が建物のすぐ傍に乗入れできないかと今更ながらに気づきました。何事も実際に自分がその立場になってみなければわからないものですね。

食事も去年は時間をかけながらも残さずに完食していたのですが、今年はたくさん残してしました。総入れ歯で、噛み切ることができないうえに、飲み込む力がかなり弱くなってきているからでしょうか。今までは、「食事に行く?」と聞くと「行く行く」と喜んで返事が返ってきていましたが、今年は「もう来年はやめる」と言っております。母が健在だったころから、もう何年も盆、正月、GWに食事会を続けてきましたが、これで終わりかなと思うと何とも淋しい気がします。

もし、父のような高齢者でも簡単に移動でき、高齢者用のメニューなるものがあれば、また食事に連れてくる日もあるのではないかとそんなことを思ったお正月でした。