リノベーションで作るおしゃれな空間【2025年最新】

こんにちは、家づくりサポーターの川﨑です。
近年は中古物件の戸建てやマンションを購入してリノベーションするというのが流行となっていました。そして今年もその波は続くとされています。
そこで今回はリノベーションをするならおしゃれな空間づくりのアイディアをまとめましたので是非参考にしてみてください。
目次
リノベーションでできるおしゃれ空間
リノベーション人気もあることで様々な施工事例を見ることが増えました。リノベーションで叶うおしゃれ空間をまとめました。
- おしゃれな土間がある家
- デコマドで仕切るワークスペース
- 吹抜けをつくって開放的に
- 小上がりをつくってリビング学習やくつろぎ空間へ
- ロフトで収納や一人空間
リノベーションで叶う「おしゃれな土間があるお家」
土間とは、屋内で土足で入れるスペースを言います。日本では「玄関」が一般的です。海外は土足で部屋中を入るのは通常で、日本でもホテルなどはその様式が用いられています。
その土間が近年では使い勝手の良い空間とされているのです。
- DIYや観葉植物などをお手入れ作業する
- 室内キャンプのように暖炉を置いてくつろぐ
- 土間収納として自転車やベビーカーなどを置いておく
- 玄関先にテーブルを置いてゆっくりおしゃべり
- 土間で区切るペットとの共同生活
花や観葉植物などを育てられたり、DIYで家具や家の修理などする場合は屋外でするものと考えられてきました。しかし近年は異常気象もあり夏は暑く、冬は寒い中での屋外作業は辛いものです。そこで屋内でそれらができるとなると快適に作業できるようになります。ちょっとした土いじりであったり、簡単なDIYであれば「リビング土間」で十分作業ができます。

またリビング土間に大きな掃き出し窓を取り入れるとお庭とのつながりができて開放的な空間を作ることができます。また、玄関に広い土間をつくると自転車やベビーカーなども片づけられてお出かけの際も便利になります。また、壁掛け収納にすると自転車がインテリアのように家の一部になったり、自転車好きにはたまらない空間ができます。

上の画像はフローリング上の椅子を置いていますが、広い土間ならこれを玄関土間において、来客が来た際に腰を掛けておしゃべりができたりします。歳を重ねてからでは履物の脱ぎ履きはおっくうになるものです。その手間をはぶけるだけでなく、荷物の仮置き場やお出かけ時の履物の脱ぎ履きにも便利です。
また、ご家庭でペットを飼われている場合、真夏や真冬にペットを屋外でというのは今ではできないですね。しかし、広い土間があるとそこにペットのための寝床や遊んだり、家族と触れ合えるようにもなります。屋内で飼われていることが多いとはいえ、お散歩の後に足を洗ってなくてそのまま上がってしまい、掃除が増えてしまうこともあるのではないでしょうか。ペットも家族の一員として素敵な空間を作ってあげましょう。
リノベーションで叶う「デコマドがあるおしゃれな家」
デコマドは近年人気のある「室内窓」をいいます。LIXILの商品を「デコマド」と呼んでいます。他にもPanasonicやYKKの「famitto室内窓」、WOODONE「imadoki(イマドキ)」、三協アルミの「AMiS]という商品も展開されています。

室内窓にはおしゃれにするだけでなく、さまざまな機能があります。
- 部屋のアクセントになる
- リビングでのワークスペースの仕切り
- ちょっとした明かり取り
- 吹抜けのような開放感がある
このようにおしゃれだけで終わらない室内窓はリノベーションするうえでご提案させていただくことが多い商品です。
室内窓を仕切りとして使う
室内窓のポイントの中に入っている「仕切り」としての役割をご紹介します。まず1つに、2020年からコロナ禍により需要が増えた「在宅ワーク」でリビングでのワークスペースを設ける方が多くなりました。完全に仕切ってしまうと部屋も狭く感じてしまい、家族とのコミュニケーションも取りづらくなってしまうのを解消したのが室内窓です。

このようにリビングなどの一角にワークスペースに室内窓をつけると、おしゃれな仕切りであり、明かり取りにもなります。
室内窓で明かり取り
先ほどのワークスペースのように壁で仕切ってしまっては圧迫感がでてしまいますが室内窓であれば、明かり取りとしても最適です。まるで吹抜けのような開放感もあります。
おしゃれなの室内窓の使い方


左側の写真はインナーテラスとして区切るためにデコマドを使用しています。リビングと床材を変えると空間も分けられ、床材によっては観葉植物のお手入れなどにも活用できるスペースになります。
右側の写真は玄関に室内窓を設けています。寝室などの居室で高い位置に室内窓をつけることで、眠りの妨げになりませんし、朝日が入り、気持ちのよい朝を向かることができるのではないでしょうか。また、開けられる室内窓であれば換気もできるので空気の入替に便利です。
リノベーションで叶う「おしゃれな吹抜けをつくろう」

吹抜けはおしゃれな空間をつくり、開放感や明かり取りとしてもまだまだ需要にある仕様です。新築とは違いリノベーションで吹抜けをつくるとなると今ある2階の居住空間を狭くする必要があります。
リノベーションで吹抜けをつくるメリットデメリットをご紹介します。
メリット:1階リビングが明るい、開放感がうまれる
近隣の建物などが原因でどうしても1階の日当たりが悪い住宅も少なくありません。隣家が近ければ、日中も部屋は暗く一日中電気をつけなければならないこともあります。そういった場合に、吹抜けをつくることをご検討ください。2階の窓からの明かりが1階も明るく照らしてくれます。
また、吹抜けは開放的な空間を生み出すこともできます。
デメリット:居室空間が狭くなる、空調が効きづらい
リノベーションでの吹抜けをつくる場合、元ある居室空間を吹抜けにしてしまうため必然的に2階の部屋を無くしたり、狭くすることになります。そのため、これから家族が増える可能性のあるご家庭ではおすすめできません。しかし、お子様が自立し家を出るなどの生活が変わり、ご夫婦のみの暮らしを前提とするのであれば問題はありません。
また、吹抜けは空調が効きづらいことがデメリットです。中古住宅で築年数が古いお家は特に断熱性能が低いことがあります。そういったお家であれば、同時に断熱改修の工事も検討することをおすすめします。
吹抜けの施工事例
中古住宅を購入し、吹抜け工事をされたお家をご紹介します。

上記の写真は2階ホールの写真です。
工事前は2階ホールと吹抜け部分に1部屋あったのですが、お子様の手もはなれ、ご夫婦での暮らしをされるということもありその分吹抜けをつくりました。
奥の窓は掃き出し窓でもともと部屋とベランダを行き来できましたが、採光用の窓として利用しています。また、ベランダへは別の部屋からも行けるため、ベランダも今まで通り使用していただけます。

1階からはこのように見えます。現しの梁があるのでアクセントになります。

1階の陽当たりが解消されました。お部屋ももともと狭くはありませんが、より一層開放感がうまれ、快適に暮らしていただけます。
リノベーションで叶う「おしゃれな小上がりをつくろう」
小上がりとは、居室の一角に腰かけられる程度の高さで居室を仕切ることです。弊社ではリビングに小上がりの畳スペースをつくることがおおくあります。居室を区切る方法としておしゃれな方法の1つです。小上がりの使い方についてもご紹介させていただきます。
小上がりの使い方・メリット


上記の写真は弊社新築の施工事例です。①の写真はPanasonicの畳が丘という商品で掘り込みタイプになっています。サイズが様々あるので後付けでできるリノベーションに最適です。また、②の写真も新築の施工事例ですが、間取りを変えるリノベーションであれば備え付けにもできます。
小上がりの使い方としては、くつろぎ空間、学習スペースにできます。①の写真のように掘り込みであれば、食卓としても利用できます。また、小さなお子様がいれば、お昼寝やおむつ替えなんかにも便利です。カウンターをつけるとお子様のリビング学習や在宅ワークのお仕事としてもつかえます。小上がりは腰掛にもちょうどよく、足腰に負担なく立ち上がれるのでご高齢の方がいらっしゃるご家庭にもおすすめです。
小上がりのデメリット

先ほどの使い方の中でメリットを一緒にご紹介しました。反対にデメリットがあるとすれば、バリアフリーにならないことや居室が狭くなることです。家の中の段差をなくすバリアフリーとは対象に小上がりをつくるということは、一見無駄なことかもしれません。メリットでも答えたように足腰の負担を軽減する腰掛としてはとても使い勝手が良いものです。また、居室が狭くなるというのは、天井の高さを変えない限り、圧迫感が出るかもしれません。しかし、そこを多めに見ていただくと小上がりの下に収納を作ることができます。リビングの収納は後付けとなるとキャビネットや棚を置くと思いますが、これは余計に居室を狭くしてしまいます。おしゃれな収納と居室として両立できるなら小上がりは最適だと言えます。