リフォームでできる花粉症対策【春におすすめ】
春が近づくと温かさや新しい環境への挑戦など、前向きな気持ちになる季節を想像します。しかし、近年では春が訪れる頃にやってくるのが花粉症です。花粉症による目や鼻のかゆみ、くしゃみや鼻水などに悩まされる人が増えています。
1年を通して悩まれている方も多くいらっしゃいますが、この春に入る時期に杉や桧など普段ではよいとされている木や草花に困らされています。
本記事では、リフォームや工夫でできる家の中での花粉症対策をご紹介します。
リフォームで内窓をつけよう
まずは冬によく聞く内窓です。冷気が窓から入ってくるため断熱性能を上げるために内窓の工事をすることが多くなってきました。現在も補助金による内窓の改修工事ができることもあり、内窓をつけるお家が多くなってきました。
この内窓が花粉症対策にも効果的です。窓が二重になることで花粉が室内に入るのを抑えてくれます。
他にも、リフォームまでとはいかないですが、花粉防止網戸という商品も出ています。通常の網戸の目より細かいものを使用しています。また、花粉フィルターが一般的です。メリットは花粉やホコリの侵入を防ぎますが、通風性は悪くなるのがデメリットになります。
リフォームで室内干しスペースを作ろう
外で干すとどうしても花粉が衣類についてしまいます。そこで室内に洗濯物を干すことを推奨します。
最近は新築でもベランダを作る人が少ないです。そうすると一体どこで洗濯物を干すの?と思いますよね。それは、洗面脱衣室やランドリースペース、リビングの一角というところを使います。広いお家だとランドリースペースという専用の場所をつくることが多いですが、限られた場所の場合は、洗面脱衣室を活用することが多くなってきました。
そこでリフォームでもできる室内干しスペースの作り方は、ホスクリーンという川口技研の商品を使います。多少天井に下地を入れるなどの工事が必要になりますが、比較的簡単に付けられます。脱着が自由にできるので使わないときもコンパクトに収納できます。天井からぶら下がるタイプと窓枠に付けるタイプがあります。
洗面脱衣室で取付すると、洗濯機から干すまでの動線を一気に短縮することができるので、家事楽にもなりおすすめです。
リフォームでシューズインクロークを作ろう
家の中に花粉を持ち込みたくない。そのために玄関で上着を脱いでリビングに持ち込まないことが重要です。できるだけ玄関先で衣類についた花粉を払いましょうと聞くと思います。それと同じように花粉がついている衣類は、リビングに行くことなくシューズインクロークで収納しましょう。
なかなか、玄関にある程度の広さのシューズインクロークを作るのは難しいかもしれません。しかし、増築や間取りの見直しで叶えることもあるので、ぜひご相談ください。
リフォームでできる床材の張替え
床に絨毯やラグなどを敷くと、そこに花粉が入り込んでしまいます。なのでフローリングやタイルにすると花粉を溜まりにくくします。しかし、まだ寒さが残る時期にラグなど敷かずにいると寒くて仕方ありません。
そこで無垢の木材をおすすめします。弊社では新築のお家に標準仕様として無垢の杉床を取り入れていています。無垢の杉床は柔らかく、冷たさを感じにくいという特長があり、素足でも気持ちよく過ごしていただけます。また、花粉が入ってきたとしても飛散しにくいとも言われています。
無垢の杉床は傷つきやすいというデメリットを持っていますが、木が持つ艶が時間と共にでてきて経年変化を楽しめます。
リフォーム以外でできる花粉対策
リフォームで叶う花粉対策を4つご紹介しました。いかがでしたでしょうか?てがるにできるものから、少し悩むものもあるかもしれませんが、家の中で快適に暮らすためにも一度考えてみてください。
リフォームでできる花粉対策以外に誰でもできる対策もご紹介します。
- 換気は換気扇を使用する
- 空気清浄機を使用する
- 加湿器を使う
- 花粉防止のスプレーを使う
- 花粉が付着しにくい衣類を選ぶ
これらの花粉対策は都度気を付けることで対策できることです。例えば空気清浄機は室内に侵入してきた花粉を吸ってくれます。加湿器は水分子が花粉を捕まえて舞い上がりにくくしてくれます。あとは外出時に花粉が付かない対策をすることです。ナイロン系の衣類は表面がつるっとしているため花粉が付着せず、落ちて行ってくれます。セーターなどは花粉が付着しやすいので、暖かくなるこれからの時期に着る場合は上に薄手のナイロン系上着を着るなど工夫するとよいでしょう。