[基礎一体打ち]丈夫な家づくりのはじまり
こんにちは、工務部の松本です。
基礎の一体打ち工法について書きます。
一般のハウスメーカーでは、住宅の基礎はコンクリート打設を2回に分けています。一回目にベース部分を打ち、内部の型枠を組んで二回目に立ち上がり部を打ちます。
セレクトホームの[基礎一体打ち工法]はベース部分と立ち上がり部分を一回で打設する工法です。
大事な家づくりの基礎を一体打ちにするメリットくをご紹介します。これを見れば一体打ちを選ばない手はありません。
目次
基礎一体打ちのメリット
打ち継ぎがない
- 打ち継ぎ部分がないので、強度が上がります
- 打ち継ぎ部分がないので、シロアリの侵入を防げます
- 打ち継ぎ部分がないので、打ち継ぎ部分からの水の侵入が防げます
一般的な二回の打設工事の場合、打ち継ぎ部分に隙間ができます。なぜ 打ち継ぎ部分に隙間が出来るかというと、コンクリートの中には骨材(砕石)という物が入っているので完全にベースと立ち上がり部がくっつかない場所ができやすくなります。なので隙間が出来やすくなってしまいます。
対して[一体打ち]は二回打ちの場合の打ち継ぎ部にも骨材がまばらに入っていますので隙間が出来ないだけではなく、基礎の強度もあがります。
基礎一体打ちの流れ
コンクリート打設開始
コンクリートを流し込み固めるための型枠を設置します。
その後、コンクリートを流していきます。
コンクリートの流し①立ち上がり部
立ち上り部分からコンクリートを流すのが肝です!
コンクリートの流し②立ち上がり部
立ち上がり部分のコンクリートが流し込まれた後の写真です。バイブレーションで空気を抜いていきます。
コンクリートの流し③土間
土間部分となると、職人さんがコンクリートの中に入って作業します。生コンを流すためのポンプも重たく重労働の作業です。
コンクリートを混ぜる
コンクリートを隅々まで行き渡らせるために機械を使って混ぜながら施工しています。
コンクリートならし
職人の手によってきれいにならしていきます。簡単そうに見えますが、これが結構難しい作業なんです。
完成
丸3日間養生期間を経て、最後に型枠を外すときれいな基礎一体打ちの基礎の完成です。
次回はデメリット部分をご紹介します。デメリットといえ、一体打ちにかなうものはありません。次回をお楽しみに!!
基礎一体打ちのデメリット
先ほどはメリットをご紹介しましたが、メリットがあればデメリットもあるということでご紹介いたします。
- 難しい施工のため工事できる業者が少ない
- コンクリート打設時間が長くかかるため、広い土地(ポンプ車が敷地に入れる)が必要
- 敷地形状によっては施工できない場合があります(旗竿地など)
- 自社では基礎の外部に水抜き用の穴をあけないため雨水が溜まります
- 価格は2回打ちより高くなります
2の工事時間について、約30坪ほどの狭い土地の打設工事の場合、半日以上は交通を妨げてしまします。近隣に不便をかけることもあり協力が必要になります。(2回打ちの時は立ち上がり部の打設は交通量が少ない時に打てます。)
4の弊社の対応としては、監督や業者でポンプやバケツなどを使い水抜きを行っているため水が溜まったままにはなりません。
デメリットを上げましたが、基礎自体のデメリットはありません。施工方法としては最高峰と言えるでしょう。
最後に
基礎一体打ちは工事については、近隣の協力や施工業者の腕前が必要不可欠なものでそこをクリアすれば非の打ちどころがないものだといえます。弊社セレクトホームでも標準仕様として基礎一体打ちを皆様に自信をもってご提供させていただきます。
場合によっては実際の工事の様子を見学していただけることもありますので、基礎一体打ちに興味を持っていただけたら、お気軽にご連絡ください。