ダイニングを考える

インテリアコーディネーター担当の安岡です。
おうちの間取りを考えるときに、LDKはどこがいいかなとあれこれと考えますが
キッチン、リビングが決まればダイニングはその間に決まってきます。
ダイニングは、必ず家族の誰もが居る場所で 時間帯で入れ替わりの激しい場所でも
あります。食事以外にも、本を読んだり 勉強をしたり…
多くのご家庭ではダイニングテーブルがで~んと置かれ これといった収納がなく
テーブルの上には なにかモノが置いてあるってことはありませんか。
常にきれいに片付いているダイニングをキープするには、どうしたらいいかを
考えてみましょう。

ダイニングとはどういう場所?

家族が集まって食事をするところがダイニングです。

食事や会話を通して家族の絆を育む場所で、それぞれが1日にあったことを食事しながら話をし、自分の「居場所」を感じることができ 食べるスピードや量などから

家族の精神状態などを知ることができる場所でもあるのです。

片付かないわけ

一般的に ダイニングには収納が少ない上にキッチンからのモノがあふれてくることが よくあります。また、食事だけでなくダイニングテーブルで子どもたちが勉強をしたり 本をよんだり、パソコンを使ってお仕事をしたりなど LDKの中心となっている場所で、リビングで使う物までも押し寄せてくる。これが「片付かない」状態になりやすい場所「ダイニング」です。

ダイニングのスタイル

生活に不可欠な家具 食事をする食卓テーブルスタイルには次の3つがあります。

  • ダイニングセット
  • リビングダイニングセット
  • 座卓と平座

この3つの違いには、食卓テーブルの「高さ」の違いによって食事をするときの気持ちも大きく影響されます。

ダイニングセット

テーブルの高さ680~730mm 椅子の高さ380~450mm
デスクの同じ高さのため食事以外にも仕事や勉強、家事がしやすく 多目的に使える

リビングダイニングセット

テーブル高さ600~660mm 椅子の高さ350~390mm
リビングとダイニングの兼用を目的に生まれたセットで くつろぐ要素が強いため
勉強や家事などの作業をするのは不向き。
椅子は、リラックスできる高さで ソファやリビングチェアを利用することもできる。

座卓と平座

テーブルの高さ350~400mm 座布団50~100mm
椅子にじっと座っていられない小さな子供がいたり、足を投げ出したい、寝転びたいという場合にむいている。スペースをリビングと兼用できたり、リビング続きの和室をダイニングとして活用することもできる。

捕捉として

キッチンとダイニングテーブルを組み合わせることもあります。
段差をつけて ちいさめのカウンターで簡単な食事ができ キッチンからの配膳がスムーズにできます。また、キッチンカウンターの高さに揃えてハイチェアを使用する場合、配膳がスムーズな上に調理台の延長として広く使え調理する人と食べる人のコミュニケーションがとりやすくなります。デメリットとしては、ハイチェアのため高齢者や子どもにとっては使いづらいことが挙げられます。
両方に共通して、調理中や後片付けの散らかりがみえてしまうので、常に整えていることが必須となり、LDKの肝になります。

まとめ

 家の中心になるスペース「ダイニング」のキッチンとの動線、リビングとの動線、キッチンとリビングを中継する動線と様々な角度からみて 家具に配置、収納をかんがえなければいけない場所です。まずは、ご家族でどのように家で過ごしていきたいのか方向を決め、家具の配置、収納場所など 見え方(見せ方)総合的にかんがえることが大切です。

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