カビの発生の原因と再発防止について【浴室換気扇】
こんにちは、工務部の松本です。
浴室換気扇の外部フードを見たことはありますか?
外部となるとあまり見る機会も少ないと思います。浴室内の換気扇は清掃する方も外部まで見ることは少ないと思います。我々住宅会社で働いていてもなかなか普段は意識していないところです。
そんな外部フードの汚れについてご紹介します。
外部フードの汚れの原因
- 室内外のホコリ
- 皮脂・石けんカスを含んだ空気
- 花粉・黄砂・排気ガス
- 湿気
浴室換気扇には湿気が常に通るので、外部フードの内側は湿気がこもり、結露しやすい環境になります。また、家の中のホコリやその砂ぼこりが吸い込まれて付着するため、汚れやすい場所です。また、浴室からの「皮脂」「石けんカス」「カビの胞子」「湿気」による汚れが外部フードに付着し、カビが増殖します。
24時間換気をしてると外気からの「花粉」「砂ぼこり」「黄砂」「排気ガスの微粒子」などが付着しやすくなります。

写真を見るとフィルターに汚れが付着し、うまく換気ができていないように見えます。
外部フードの清掃方法
- 乾いたまま固まった汚れを落とす
ゴム手袋、使い古し歯ブラシ、ヘラ(プラ製)または割りばしなどを用意して表面の泥状のカビ・ホコリを軽くこそぎ取る(*金属たわしはサビの原因になるので使わないでください) - 中性洗剤+歯ブラシで洗う
中性洗剤を薄めた液をスプレーし、歯ブラシで円を描くようにこすり洗い、水で流す - カビがしぶとい部分だけ弱めにカビ取り
塗装部分やシーリング周りは廉価しやすいので短時間(1分以内)にしましょう
そのあと水でしっかり流します - しっかり乾燥させる
たおるで水気をふき取り、風通しの良いところで少し乾かすと再発しにくいです
*注意
脱着の際は高所での作業なので必ず安全に行いましょう。また、付ける場合はコーキングが必要です。苦手な方は専門業者にご依頼ください。
カビの再発防止策
- 換気扇は基本つけっぱなし(24時間換気)…湿気がこもりにくく、フード内部が乾燥してカビが減る
- 換気フィルター・本体を半年に1回清掃…内部が汚れていると外部への汚れが増える
- 入浴後はしばらく強運転にする…湿気を一気に飛ばすと結露しにくくなります
- 外部フードの年1回清掃…脱着やコーキングができれば清掃はどなたでも可能です

今回は浴室の換気扇のカビの発生と再発防止についてご紹介しましたが、住宅の換気扇は他にもキッチンやトイレにもあります。キッチンについては油汚れによる頑固な汚れもあります。
素人の方でも清掃自体は簡単ですが、脱着やコーキングに不安がある場合は、専門業者に依頼するのをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。

