1階の在来のトイレは冬は冷たくて部屋の温度差が大きくありました。車椅子でも通れるように脱衣室との間に建具をつけない設計にしています。（後から扉をつけることもできます）

小さくて収納が少なかった洗面台はLIXILのオフトをいれました。脱衣室に水回りを集めています。

キッチンも昔ながらの古いキッチンでしたが、元の位置からLDKに持ってくることで、一人暮らしには使いやすい設計になりました。キッチンパネルを張り、お手入れしやすく小物を置けるニッチを作成しました。

こちらもトイレ同様在来のタイル張りで冷たくて温度差が心配になるお風呂も浴室乾燥暖房機をつけて高齢の方にも安心なお風呂にしています。

一番過ごすことが長くなるLDKでは元々北側にあった玄関の位置を変えて南にしました。畳のお部屋を柔らかい無垢の杉床を使っています。

2階は別物件として貸し出されていました。玄関は残っていますが、こちらも和室を洋室にしてトイレとお風呂があったところにトイレのみ新しく入替しています。

＜ダイニングテーブル兼収納棚＞可動棚は取り外しができるため、外した時は足を中に入れてテーブルに。また、家電などを置くための調整のため工夫されています。

造作テーブルの下には床下収納式のコンセントBOXがあります。家電用に使用します。

収納が少なかったので階段下も有効に使えるように2か所の収納を設けました。

＜2階の洋室＞元々あった梁は見せ梁として天井を広く見せています。きれいに磨かれた梁はキレイです。

車椅子でもいいように引戸と玄関先はスロープにしています。

下駄箱を置くと狭くなるので上がり框の下に空間を作り、靴の収納ができるようになりました。