~原因と結果の法則~

またまた素晴らしい本に出会いました。”原因と結果の法則”(サンマーク出版)という110年前の1902年に英国人ジェームス・アレンによって書かれたものです。本の帯に50万部突破と書いてありますから、皆さんの中にもすでに読まれた方もいらっしゃるかもしれませんね。本稿では紙面に限りもあり、また私の稚拙な解説など全く不要ですから、無作為に選んだ珠玉の文章を抜粋し、そのまま転載します。

・心は、創造の達人です。そして私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形づくり、そのなかで、さまざまな喜びを、また悲しみを、みずから生み出しています。私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。私たちを取りまく環境は、真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません。

・私たちの人生は、ある確かな法則にしたがって創られています。私たちがどんな策略をもちいようと、その法則を変えることはできません。「原因と結果の法則」は、目に見える物質の世界においても、目に見えない心の世界においても、つねに絶対であり、ゆらぐことがないのです。

・私たちは、自分自身の思いによって、自分を素晴らしい人間に創りあげることもできれば、自分自身を破壊するための兵器をつくりつづけることもできますし、強さと喜びと穏やかさに満ちた美しい人格を創るための、優れた道具をつくりつづけることもできるのです。正しい思いを選んでめぐらしつづけることで、私たちは気高い、崇高な人間へと上昇することができます。と同時に、誤った思いを選んでめぐらしつづけることで、獣のような人間へと落下することもできるのです。

・私たちは、進歩し、進化する生き物であり、どんなときにも自分が学び、成長を遂げるために最適な場所にいます。そして、もし私たちが、ある環境で必要な学習を積んだならば、その環境は間もなく、次の新しい環境に取って代わられることになります。

・自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、「環境は思いから生まれ出るものである」ということを熟知しています。なぜならば、すでにかれらは、環境の変化と心の状態の変化が、つねに連動していることに気づいているからです。人間は、自分自身の人格的な欠陥を意欲的に正し、素早い、目に見えた進歩を遂げたとき、それに見合った速やかな環境の変化を体験することになります。

・人間を目標に向かわせるパワーは「自分はそれを達成できる」という信念から生まれます。疑いや恐れは、その信念にとって最大の敵です。

・私たちは、犠牲を払うことなくしては、いかなる進歩も成功も望めません。私たちの成功は、私たちがどれだけ強く決意し、その計画の上にいかに強く心を固定するかに加えて、自分の欲望をどれだけ犠牲にできるかにかかっています。そして、私たちが自分の心を高めれば高めるほど—-より気高く、より公正な人間になればなるほど—–私たちの成功は、より大きな、より祝福された、より持続的なものとなります。宇宙は、たとえ表面的にはどのように見えようと、貪欲な人間、不正直な人間、不道徳な人間を、けっして援助することがありません。宇宙は、慎み深い人間、正直な人間、清らかな人間のみを支え、援助するのです。

・つねに愛に満ちた思いをめぐらしながら、あらゆる人に好意を抱き、あらゆる人と楽しく接し、忍耐をもって

あらゆる人のなかに良いものを探しつづけることは、天国への王道です。

あらゆる生命体に対する深い思いやりとともに毎日を生きる人間には、大いなる安らぎがもたらされます。

以上は、本の中のごく一部です。全編、美しく魂に触れる言葉で綴られています。興味をもたれたら是非、購入し読んでみて下さい。1260円です。

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