住宅ローンの種類

住宅ローンは、住宅の建築・購入等のために、銀行から資金を融資してもらうのですが住宅ローンの取り扱いは銀行だけではなく、信用金庫・住宅金融専門会社・保険会社・お勤め先の組合や厚生会等があります。公的なものは住宅金融支援機構等があります。住宅ローンを取り扱う機関だけでも様々ですが各機関が多種多様な商品を用意しておりますので、その種類は5000種類以上といわれています。そんなに多くの住宅ローンを把握するのは不可能でしょうから代表的なものを5つ程ご紹介いたします。

資金計画のご紹介

住宅ローンの代表的な5種類

まず1つめは 【固定金利型】

固定金利型の特徴は、借入時に決まった金利が完済まで適用されるので完済までにいくら返すのか、いつ完済するのかがわかるのでライフプランがたてやすいです。代表的なものは住宅金融支援機構のフラット35です。

2つめは 【変動金利型】

変動金利型の特徴は、借入時の金利が年に2回見直されることです。金利の見直しは短期プライムレート等を参考に貸付機関が基準金利を決めます。昨今、基準金利から各機関が優遇金利を適用し、実質貸付金利はおおむね1%を下まわっており、借入時の金利は固定金利型よりも低い金利になっています。

3つめは 【固定金利選択型】

固定金利選択型の特徴は、一定期間は借入時の金利が適用され、一定期間が経過した時点 でその後固定金利選択型を継続するか、変動金利型に変更するかを選択できます。期間の設定は3年・5年・7年・、、、等金融機関により異なり、よく固定金利型と間違われます。

4つめは 【上限金利設定型】

上限金利設定型の特徴は、金利が上昇しても、契約時に決めた上限金利以上には適用金利が上昇しないように特約を付けた変動金利型ローンです。通常の変動金利型よりも金利が高く設定されています。

5つめは 【ミックス型】

ミックス型の特徴は、借入額のうち、一部を変動金利型、残りを固定金利型に振り分ける住宅ローンです。

代表的な住宅ローンの特徴を理解し、ご家庭のライフプランに合った住宅ローンを選択し、ライフステージごとに見直しや対策が打てると安心してローンが組めると思います。次回はそれぞれの住宅ローンをもっと掘り下げてご紹介しようと思います。

平田 益章