吹付断熱は間違いなく危険~イソシアネートの有毒性~

2016年9月のこの項で「吹付断熱への危惧」を記しました。そして最近、イソシアネート(硬質ウレタンフォームの原料)への警鐘を鳴らし続けているホームページを見つけました。NPO法人VOC研究会のものです。NPO・VOC研究会 VOCとは揮発性有機化合物(常温で大気中に揮発する化学物質)のことです。それによりますと「2013年4月アメリカ国立衛生研究所において3日間“イソシアネートと健康”について欧米各国と日本も参加して議論が行われた。残念なことに欧米は医学、行政、支援技術分野の人々が400人も集まったというのに、日本は市民団体が派遣した医師がたった一人だけであった。・・・中略・・・密閉された地下室の断熱のための発泡ウレタン吹付工事で死亡した例につき『普通なら酸欠で処理されるところを、血液の分析で原因がイソシアネートであることをあきらかにした』・・・中略・・海外の症例としてポリウレタン塗料を初めて使って車の塗装をして、その後まもなく急死した・・・」そのほかにもいろいろな事例が記されています。以下にイソシアネート(吹付断熱材の原料)による症状をまとめた表を添付しておきます。本当に恐ろしい物質です。このようなものに家中が囲まれているのです。しかもそれは半永久にです。

以下は私と同じ危惧を抱いている宮城県の工務店 大東住宅様のホームページです。

近年は世界のCO2削減の流れの中で、わが国も住宅に関しても高断熱・高気密化が当然の帰結として求められています。そのこと自体には私も大賛成です。しかし、気密性と断熱性を安価に短工期で確保できるからといって、このような危険極まりないものを野放しにしているのは大問題です。詳しくは知りませんが、お隣の中国や韓国よりもかなり規制が緩やかと聞いています。(ほとんど規制していないのが実態です)

私は日本人であることを誇りに思っている人間です。しかし個人の健康を無視し、産業界を忖度、保護することに関しては日本のやり方は間違っていると思います。欧米では危険かもしれない段階で規制や禁止をします。日本は危険と証明されない限り規制も禁止もしません。

住まいは幸せの器です。なにも危険かもしれないものを使う必要などありません。

そんなものを使わなくても家は出来ます。高気密・高断熱で安全で快適な家は出来ます。

2021年4月