難しい基礎着工のコンクリート打設

神戸の基礎着工の様子

こんにちは、工務部の松本です。

この度、現場に行くには軽自動車しかはいれないところでのコンクリート打設工事を行いました。

このような現場での建て替えや新築を行う際は事前に現場を調査させていただきます。再建築不可物件というのがありますが、これは道路に2m以上敷地が接してない土地での建築は法律上認められていません。今回の現場はこれをクリアしているので再建築は可能な場所でした。

神戸の注文住宅を建てる土地

しかし、この土地は前面道路が狭く車の通行が厳しいところです。もちろんポンプ車・生コン車は入れません。前面道路との高低差があるためセットバックもできない状態です。通常道を塞いで工事することもあるのですが、今回はそれも難しいのです。

コンクリート打設の様子
基礎工事のためのポンプ車と生コン車

なので、現場から約100m離れた場所から配管を繋いでいき打設工事を行いました。コンクリートには水分が蒸発すると固まる性質から、水分蒸発が早い夏場の方が2~3日で固まります。そのため、配管の中で固まらないようにするためには涼しい時期での工事が必須でした。約20mの下り坂の為、大変でしたが、10月の涼しくなりだした時期が幸いしました。

コンクリートを流すための配管

配管をつなげて、ブルーシートを巻く作業や歩道のため各所に警備員を配置しています。近隣のご協力もいただきながらの工事でした。セレクトホームでもこのような経験は初めてで社内での会議も頻繁に行いました。様々な現場を作業してこられた各業者さんの力も存分にいただきました。

配管をつなぐために関係者が何十往復もしました。写真では分かりにくいかもしれませんが、坂になっているので上り下りも一苦労です。いつもより人手もかかりましたが無事完了です。

このような一見、再建築が難しい土地での建て替えなどをお考えの方や他のハウスメーカーで建築を断られた方もぜひお問合せ下さい。実際に現場調査をさせていただいてからの判断とはなりますが、セレクトホーム一同もお力添えをできればと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。