有名なデザイナーズチェア

こんにちは、コーディネーターの信田です。

今回は名作と呼ばれるさまざまなデザイナーズチェアをご紹介させていただきます。

家具の中でも、新しい素材やデザインがいち早く取り入れられてきたのが「いす」です。特に20世紀の前半からはデザイナーズチェアが数多く誕生し、今なお高い評価を受けています。

有名なデザイナーズチェアのバウハウスとは

バウハウスとは、建築とデザインの総合的な教育機関でいわば、美術と工芸の学校です。ドイツ語で「建築の家」を意味します。

バウハウスは1919年にドイツに設立され、工業デザインや家具デザイン、建築などの教育を行った造形学校で、スチールパイプなどの素材を取り入れ、機能性や量産をテーマにモダン・デザインの家具が作られました。

有名なデザイナーズチェアのバウハウスの椅子

有名なデザイナーズチェア1

ワシリーチェア(1926)

デザイナー:マルセル・ブロイヤー[スチールパイプ、革]
画家のワシリー・カンディンスキーのためにデザインされた。

有名なデザイナーズチェア2

チェスカチュア(1925)

デザイナー:マルセル・ブロイヤー[スチールパイプ、ブナ材]
後脚がないカンティレバー(片持ち)の構造が特徴。

有名なデザイナーズチェア3

バルセロナチェア(1929)

デザイナー:ミース・ファン・デル・ローエ

[スチールフラットバー、革]
バルセロナ万博のドイツ館のためにデザインされた

有名なデザイナーズチェアのスカンジナビア・モダンとは

スカンジナビア・モダンとは、デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの3カ国で生まれた、自然と調和を重視し、アクセントカラーなどの遊び心のあるデザインを取り入れたデザインです。

有名なデザイナーズチェアのスカンジナビア・モダンの椅子

有名なデザイナーズチェア4

パイミオチェア(1929))

デザイナー:アルバー・アアルト[成形合板]
フィンランド・パイミオのサナトリウム(結核療養所)のためにデザインされた。

有名なデザイナーズチェア5

ピーコックチェア(1947)

ハンス・ウェグナー[無垢材、ペーパーコード]
背もたれが孔雀が羽を広げたような形であることから名付けられた。

有名なデザイナーズチェア6

Yチェア(1950)

ハンス・ウェグナー[無垢材、ペーパーコード]
Y字型の背もたれが名前の由来。「ウィッシュボーンチェア」とも呼ばれる。

さいごに

家具を一つとってもデザインにこだわる方は多くいらっしゃると思います。家づくりは建てて終わりではなく、家具やインテリアなどを組み合わせることで出来上がります。

注文住宅を建てる時は、決めることが多くあり、忙しい方にとっては大変な作業です。しかし、いすを1つこだわることで生活の質が変わると思います。お気に入りのいすを見つけた時の幸福感が意外とあるものです。

みなさんもお気に入りのデザインチェアを探してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。