逆柱(さかばしら)
今日は、逆柱のお話です。
その名の通り、木の生えていたのと逆さにたてられた柱を逆柱といいます。
逆柱をウィキぺディアで調べてみると
家運を衰微させるとか 火災や災いなど不吉なことをおこす。
の一方、徒然草には、完璧な者はよくない
建物は出来た時から崩壊が始まるを逆手にとって、いつまでも未完成という意味で災いを避けるということも考えられていたようです。
ウィキペディア読んでみて下さい。
面白いです。
日光東照宮の逆柱
陽明門には12本の柱がありすべてグリ紋が施されています。
グリ紋様は中国の堆朱のデザインなどによく見られる曲線の文様ですが、 陽明門をくぐり終わる処、北側(背面)の西から二本目の柱だけ一本が逆さに成っています。
「満つれば欠ける」の諺により不完全な柱を加えて魔除けにしたのではと言われています。
「魔よけの逆柱」と呼ばれています。
陽明門は未だ完成されていません。今までは陽明門の一本だけとされていましたが昭和62年5月に本社の拝殿・石の間・本殿を仕切る16本の 柱の中にも2本見つかりました。
逆柱は合計3本あるそうです。
参照:日光 世界遺産観光ホームページ
建物は出来た時から崩壊が始まるを逆手にとって、いつまでも未完成という意味で災いを避けるということも考えられていたようです。
日本古来の建造物は職人の技がつまっています。また、お城なども戦いの攻防のためのつくりをしていることなど、知れば知るほど建造物の面白みが分かると思います。このような建物の豆知識を知ると、家づくりをする時に参考にもなるかもれませんね。