水回り設備の入替リフォーム【タイミングと選び方について】
こんにちは、セレクトホームの上田です。
今回は水廻りリフォームについて、お話していきたいと思います。
水廻り設備①:キッチンのリフォーム
キッチンをリフォームするきっかけはいくつかありますが、その中でも多いのがキッチンの老朽化、収納量の不足、そしてビルトイン食洗機の採用といったことが挙げられます。そこで今回は、キッチンをリフォームする際に押えておきたいポイントをお伝えしていきたいと思います。
キッチンの素材の選び方
20年以上使用しているキッチンでよく見る光景に、扉や収納内部の木材が腐食等により老朽化してしまっていることがあります。水漏れ以外にも湿気等により、劣化してしまいます。

ここでおススメしたいのが、タカラスタンダードのホーロー素材やクリナップのステンレス素材です。


ホーロー素材とは、金属とガラス質が結合した素材です。ガラスは、水・熱・ニオイに強い素材ですが、割れてしまうというデメリットがあります。そのデメリットを改善した割れにくいガラスがホーロー素材です。水廻りで尚且つ湿気がたまりやすい場所でも長い期間に渡って安心して使っていただけるようにキッチン本体の素材にも注目しながら商品を選んでみてはいかがでしょうか。
キッチン収納の選び方
一昔前のキッチンといえば、収納部分が観音開き(両開き扉)になった形状のものがほとんどでした。その為、手前にあるものは取り出しやすいですが、奥に入っているものは出し入れがとても不便です。


また、多くのキッチンには吊り戸棚(キッチン上の収納部)がついていますが、こちらも高い位置なので、使用頻度の低いものを入れるぐらいしか使い道がありません。

現在のキッチンは標準的なものでも引き出しタイプになっており、上下2段やメーカーによっては3段引き出しになっているものあります。


また、吊り戸棚もオプションで昇降式(手動・電動)のものに変更できたり、シンク上の部分には水切りラックを設置できたりと大変使い勝手が良くなっています。


キッチンのビルトイン食洗器の選び方
現在の新築戸建ではビルトイン食洗機が一般的ですが、キッチンのリフォームを検討されている方の中には置き型の食洗機を使われており、キッチンが狭く感じられている方も多いのではないでしょうか。

また、家事負担の軽減や節水の効果も期待できるので、リフォーム後のキッチンにはビルトイン型の食洗機を採用したいですよね。食洗機にもサイズや形状の違いがあるので、紹介したいと思います。
最もオーソドックスなものとして、引き出しタイプの浅型・深型があります。浅型タイプのものは、庫内容量が約40Lで、約5人分(40~48点)が入るサイズとなっており、深型タイプは庫内容量が約60Lで、約6~9人分(50~58点)が入るサイズといわれています。

最近、女性の方を中心に人気があるのがフロントオープンタイプの食洗機です。海外メーカーのものが主流で、庫内が広く設計されおり、鍋やフライパンなどの大型調理器具も洗うことが可能です。また、正面からの出し入れができるので食器の配置も自由度が高く、効率的です。

しかし、どの食洗機を採用するにしても注意しておかないといけない点もあります。
例えば、引き出し・フロントタイプどちらを採用するにしても初期費用はコストアップとなります。また、フィルター掃除や定期的な庫内の手入れが必要になることを頭に入れておきましょう。実際に採用されたお客様の声でよくお聞きするのが、「運転中の音が気になる」、「洗えない食器・調理器具がある」、「油汚れなどがひどい場合は予洗いが必要」といったようなことです。先述したような食洗機の特徴や違い、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、キッチンのリフォームを考えていきましょう。
キッチンリフォームの施工の流れ
これまではキッチン本体やオプション品についてのお話をしてきましたが、実際にキッチンの工事をすると決まったら、どのような流れで、工事にどのくらいの日数を要するのかなど気になることはいくつもあるかと思います。
一般的なケースをもとに説明させていただくと、キッチン単独の取替工事であれば3日間程度で完了します。具体的な流れとしては1日目に既存キッチンの撤去解体工事、2日目に配管・電気配線等の仕込み工事、3日目にキッチンの組立施工といったような手順です。これにプラスして周辺の内装工事などが必要な場合は、別途作業を進めていきます。
この場合、最低3日間はキッチンの使用が出来なくなります。また、依頼する業者にもよりますが、事前にキッチンの中身を片付けておく必要や搬入・搬出経路の確保など、お家の方にご協力を頂かないといけない部分も出てきます。工事が決まれば依頼先にどこまでの準備が必要かの確認を取っておくと、より安心です。

