高気密高断熱の家とは

こんにちは、家づくりサポーターの渡辺です。

3月に入ったとはいえ寒いですね。春が待ち遠しい今日この頃です。冷え性の私にとって屋外の仕事も多い冬はつらいものです。

私は数年前にサッカーのサポーターが着る「ベンチコート」をバーゲンで買い、屋外の作業には必ず着ています。そう高価なものでないので、素材は表地は目のつまったポリエステル、中にアクリルとポリエステルのボアが入った物ですが、メンズなので丈が長く、ほとんど足元まですっぽりとカバーしてくれるので結構温いです。

お蔭様で冬の現場待機やチラシ配り、現場調査も以前より苦にならず私の強い味方です。でも、もしベンチコートが目のつまった表地がなく、ボアだけだったらこれほど暖かくはないですよね。

高気密高断熱についての分かりやすい画像

いくらあたたかい分厚いセーターでも上に風を通さないウインドブレーカーのようなジャケットがなければ寒いですね。例えるなら断熱は「あたたかいセーター」気密は「ウインドブレーカー」です。

高気密高断熱の家が良いわけ

家も先ほどのセーターとウインドブレーカーのたとえと同じで、いくら断熱材をつめこんでも、すきまだらけだと寒い家になります。

だからこそ、暖かいセーターの役割をする「断熱材」と風よけをする「気密テープ」が必要になっています。

住宅会社が示す気密断熱の数値

真冬の凍えるような強風に備えるには気密と断熱はセットです。以前は家の性能の基準は断熱性能(Q値)と気密性能(C値)で示されていました。

ところが今一般的になったZEH基準では(UA値)断熱性能だけで判断され、(C値)気密性能は基準から外されるようになってしまいました。気密性能(C値)は丁寧に継ぎ目をテープで隙間を防ぐ施工によって発揮できます。

C値のみがなおざりにされていることを私は残念に思います。

高気密高断熱の需要

住宅の性能を評価するさい、省エネ基準と言う基準があり、建築業界では高気密・高断熱を売りにする会社が増え、ご興味のあるかたも多いと思います。先日飛び込みでお越し頂いたお客様もそのひとりで、屋根の二重工法をしている会社をずっと探しておられたとの事で、弊社のHPを見つけて凄く喜んでご来店頂きました。

*屋根二重構造とは…数百年前から伝わる日本の建築技法で、食物や貴重品を保管しておく ”蔵” の屋根によく施工されていました。

断熱材の性能を生かすには、壁の外側から途切れなくスッポリ囲う事、壁と屋根の接点も途切れなく施工する事で、より断熱性能が高まり、気密性を高める施工もしやすくなります。異常気象ともいえる猛暑を記録する昨今、光熱費削減・住み心地の良い家づくりの参考に、是非屋根二重工法の家を体感しに来てください。

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